Skip to Content

白組×クレッセント

~作品ごとに役割を決めるフレキシブルな制作体制~

 

取材にご協力いただいた白組の皆さん。最前列中央が高橋さん。

 

アニメ、ゲーム、実写と幅広い技術を持つ日本が誇るVFX制作会社 ~株式会社白組~


今年12月1日に全国東宝系ロードショーの「SPACE BATTLESHIPヤマト」や「MW-ムウ-」、「ALWAYS三丁目の夕日」などのVFXを駆使した実写映画、ヤクルトや日産自動車、東ハトなどのテレビコマーシャル、「トミカヒーローレスキューファイアー」などの特撮テレビシリーズ、「もやしもん」、「うっかりペネロペ」などのアニメーション、「BIOHAZARD THE DARKSIDE CHRONICLES」などのゲーム…これは全て白組が手掛けた作品だ。作品の実績を見るだけでもその技術の幅広さに驚く。同社の本社は渋谷区神宮前だが、他の制作拠点として杉並スタジオや三軒茶屋スタジオ、調布スタジオを持っている。今回はその中でVFX、3Dを多く手掛ける調布スタジオにお邪魔し、同社のディレクター、シニアコンピュータグラフィックアーティストの高橋正紀氏に話を伺った。

 

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

(C)2010「SPACE BATTLESHIP ヤマト」製作委員会

 

これだけ多岐にわたり、また分野の異なる作品の制作を請けられる同社の制作体制はどうなっているのだろうか。「約200名ほどスタッフがおりますが、作品ごとにチームを決めて動いてます。基本的には社長を含めて、プロデューサーもディレクターも技術者が兼任していることが多いですね。最近はプロデュース専任という人もいますけれど」(高橋氏=以下コメント全て高橋氏)。本社を含め都内に四か所ある制作拠点は元々本社と杉並スタジオが線画=2Dアニメーション、三軒茶屋スタジオはフルCG、調布スタジオが実写・VFX、3Dなどを主に手掛けているという。「SPACE BATTLESHIPヤマト」のVFXはまさにここから生まれるわけである。「(SPACE BATTLESHIPヤマト)は殆どのシーンが宇宙。これまで(ALWAYS三丁目の夕日)などで地上の街並みにCGを合成し馴染ませるノウハウは蓄積してきていますが、宇宙の設定は実写映画では初めてだったのでそこが考えさせられましたね」。邦画で“宇宙もの”は確かにしばらくない。高橋氏を含め制作スタッフの方々はハリウッドの宇宙ものを参考に表現方法についても議論したという。

 

 

VFXの第一人者と呼んでも過言ではない白組だが、やはり気になるのはどのような制作ツールを使っているかということだ。「ALWAYS三丁目の夕日の時に、どうしてもBoujouでマッチムーブをやりたかったんです。2D的なトラッキングはできても3D的なものになるとこれまで手作業で膨大な手間がかかっていたんです。初めてクレッセントさんにBoujouを紹介してもらってこれは使えるなと。私たちの考え方は100%完璧なソフトウェアはないのだから、自分たちの技術で補えるところは補おう、そうでないところの手助けをしてくれるソフトウェアがあれば私たち的には“使える”ソフトウェアなんです」。Massiveも同社で使われている。「シーンとしては群衆というのは結構多いんです。これまでは例えば100人の群衆が必要なシーンではエキストラ100人呼んでコストも管理も大変でした。それで前方の30人だけにしてグリーンバックでカメラはFIXにして合わせるということをやっていたんですけど、やはりカメラは動きがあってその動きに同期して合成できた方が表現が広がるんですね」。それで使えると?「いや実はその時点ではまだ。。。デジタルって気軽にコピーできるので資産がたまるだろうと言われるんですけど実は違うんです。作った映像は古くなるんで同じ映像は絶対使わないんです。例えばこの車を作ってくれと言われて同じものを作るということであれば使えるんですけど、実際は次々にリニューアルの要望が来て使えない。結局使い捨てになるのだけれども毎回作業は同じことを繰り返している。そこでMassiveならば例えば人間の基本的な外見って恐らく数百年変わらないですよね、その基本のデータに服装などのスタイルだけを変えていけばいい。その基本データをストックできることがわかって(Massiveが)私たちの制作フロー上で使えるなと思ったんです」。この他にも同社ではRenderMan互換レンダリングアプリケーションの3Delightも導入している。「もちろんソフトウェアだけでなく、サポートも重要。(クレッセントさんは)困った時に助けてくれと言いやすいんです」。「SPACE BATTLESHIPヤマト」はCGだけのカットだけでなく、実写かと思って見ているといつのまにかVFXというシーンが満載だという。VFXシーンは“Boujouだらけ”になるようだ。

 

▼株式会社白組

制作業務について電話でのお問い合わせ

10:00 ~ 19:00

(月~金 ※土日・祝は除く)

TEL.050-3772-1057 〒150-0001

東京都渋谷区神宮前 5-2-18

http://www.shirogumi.co.jp/

 

 

● この記事、会社情報は2010年7月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。 ● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。