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デジタル・フロンティア×クレッセント

~日本初、世界規模のモーションキャプチャースタジオ~

株式会社デジタル・フロンティア(以下デジタル・フロンティア)は2000年5月の設立以来、映画・ゲーム・テレビなど数多くの作品を生み出して来た。2011年1月29日・春全国東宝系にてロードショー映画「GANTZ」のVFXを担当し、クオリティの高い映像を追い続けている。そして今回、お台場に所有するアジア最大規模のモーションキャプチャースタジオ「オパキス」にVICON T160をなんと100台導入した。

(写真 SHINJI WATANABE)

日本でもT160を100台使っているのは、デジタル・フロンティアだけだ。
「オパキス」ではこれまでカメラVICON MX40 56台で撮影が行われていた。カメラをT160にアップグレードすることにより、業界最高解像度の400万画像の4倍の解像度での撮影が可能になった。これにより、マーカーサイズを以前の半分にすることができ、発生するノイズが大幅に縮小され精密な動きを捕らえることができ、より効率的でスピーディーな撮影・納品体制が実現する。さらに、モーションキャプチャーデータの精度を数字に置き換えると以前の8倍になっている。アクター数人が抱き合う、床に寝転ぶ演出などアクターや美術セットが密集するような、従来であれば悪条件の撮影でも、圧倒的なカメラの密度でマーカーデータの欠損を最小限に抑え、演出の制限を気にすることなく、より自然でリアルな動きを収録することが可能になった。
また、カメラの台数が今までの約2倍に増えることで、作られる収録エリアは15m×10mの長方形型。これは以前の楕円型に比べ、スタジオの広さをフルに活用できる。撮影エリアが広くなることで、最大20名での同時収録が可能。さらに、多人数撮影でもデータが欠損する度合いが格段と低下する。欠損データの復元、ノイズにスムーズをかける等の作業量が減り、ポスプロ処理の工数が今までの方法で同じ作業を行った場合と比べ、3割以上削減可能になる。 また、同時音声収録が可能なフェイシャルキャプチャースタジオでも現在のカメラ台数の2倍の20台になる。MX40カメラおよびVICON iQ2.5を使っているので、高解像データをリアルタイムでデータ処理が可能。システム拡張により、2人いっぺんにフェイシャルキャプチャーと音声を同時収録が可能になる。 2010年10月に始まった工事は11月に完成する予定だが、実際可動するのは来年の1月からとのこと。そんな、世界有数のモーションキャプチャースタジオを所有するデジタル・フロンティアのスタッフはどんな思いでいるのか。
「これからもどんどん新しい映像表現に挑戦したい」。そんな、強い思いが社内から伝わってくる。一人一人の個性を活かしながら、デジタル・フロンティアとしての作品にまとめ上げていく姿勢はスタッフの向上心を高めている。 近年、キャプチャー撮影を海外で行う会社が多いなか、国内で高精度な撮影が可能になることは日本のCG業界に新たな可能性を広げるきっかけになる。「オパキス」では格闘技や軍事アクション、スポーツ、ダンスなど、あらゆるジャンルの演出ディレクターや国内・海外を含め、アクターをコーディネートすることができる。さらに、ワイヤーアクション大道具、小道具まで収録するのに必要な道具全般の制作・手配も行っている。ここまで充実したサービスを提供することは、日本国内のみならず、海外からの仕事も請けられるスタジオとして次世代を見据えた体制が調ったと言っても過言ではない。(広報 呉 紗里)

 

 

今回取材にご協力頂いた同社のスタッフの方々。

(写真左から)テクニカル・ディレクター 越田弘毅氏、広報 呉 紗里氏、プロデューサー 鈴木伸広氏 

 

 

取材協力:株式会社クレッセント

● この記事、会社情報は2010年11月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。

● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。