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サテライト×クレッセント

~オリジナルアニメ作品を主眼とするアニメ制作会社~

伝統的なセルアニメ制作工程を日本で初めてデジタル化し、創業時より手がける第一人者。これまで培ってきたセルアニメのノウハウと表現力を広げる3DCG技術の融和による、より高い次元のアニメ制作を目指す。

~株式会社サテライト~


 「超時空要塞マクロス」といえば、今実写化で話題の「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」などとともに1980年代を代表するアニメ。1982年の放送開始以来続々とシリーズ化され、その人気は不動のものになっている。この作品でその斬新なメカデザインで一躍脚光を浴び、今なお第一線で活躍しているのがビジョンクリエイター(メカニックデザイナー・アニメ監督・演出家)の河森正治氏で、同氏はサテライトの専務取締役でもある。同社は北海道・札幌市で誕生し、昨年で設立15年目を迎えた。アニメーション・コンテンツ事業において、“オリジナリティー”と“ハイクオリティ”にこだわり続けている。2006年には北海道(札幌)から東京(杉並区阿佐谷南)に本社を移転するとともに体質の改善ならびに収益力の強力を図るため、(株)SANKYOと資本提携して、そのグループ会社となった。今回の取材を受けてくださったのは同社のデジタル部部長 CGIプロデューサー 橋本トミサブロウ氏と同部次長チーフディレクターの八木下浩史氏である。

今回、取材にご協力いただいたと八木下浩史氏(左)、橋本トミサブロウ氏(右)

 

 

作業効率と表現力の向上


「3DCG、デジタル撮影、オフライン編集室を包括するのがデジタル部です。主にアニメ制作のデジタルパート全般を担当している部になります。」(橋本部長)。アニメ制作に3DCGを積極的に組み込んでいって現在に至っている。「セルアニメにおいて、群集の表現は非常に難度の高いものです。作品世界の広がりを表現するために有効な手段なのですが、手描きで表現するには限界がありました。もっとシーンのスケール観が出せないものかと考えていたところ、Massive(+3Delight)に出会ったんです。今回ライブ会場の観客に使ったのですが、世界観を表現するのに大変効果的でした。セルアニメでは表現出来なかったことが出来る可能性が出てきたので、今後演出の幅が広がりそうで楽しみです。」(八木下次長)
2010年12月に発売されたミュージッククリップ集、マクロスF MUSIC CLIP集「娘(にゃん)クリ」や2011年2月26日劇場公開の「劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~」でもMassiveを使ったスケール観溢れる映像が所狭しと展開されるようだ。

 

 

 

迅速なレスポンスにBlueFishが寄与


同社ではHD-SDI入出力ボード「BlueFish4:4:4」も導入している。「本社とオフライン編集室は歩いて5分ほどの離れた場所にあるんです。これまでは撮影課ではその場でHD画質のTVモニターでの確認が出来なかったのですが、撮影課内にBlueFishを導入したことでリアルタイムに確認できるようになり作業効率が上がりました。」(八木下次長)。「(クレッセントさんの)対応もとてもよく助かってます。(Massiveのような)我々の未知なジャンルのソフトウェアは導入しただけではわからないことが多いのですが、そういう時も丁寧に教えてくれて、表現についても一緒に考えてくれています。」(橋本部長)。

今後の抱負 海外では日本のアニメの制作手法を理解できない人が少なくないという。確かにアニメチャンネルなどを見ていても海外ものと日本のアニメとは一瞬でわかる。それは作画の細やかさなど日本独自に積み上げられたノウハウが凝縮されているからに他ならない。「弊社デジタル部では日本のセルアニメの良いところをCG表現に取り入れる形で成長して来ました。我々のノウハウを生かしたコンテンツを海外の人々にもどんどん発信していきたいですね。」(橋本部長)。「これまでは作画(手作り)の良いところに着目して映像制作を行ってきました。今後はそれをベースにデジタル技術(ツール、ソフトなど)を積極的に盛り込んでいきたいと思っています(八木下次長)。

 

株式会社サテライト
設立:1995年12月
会社所在地【本社】
東京都杉並区阿佐谷南1丁目34番6号
新東京会館2、4、6、7F
代表・管理部 TEL:03-5305-5890

 

 

取材協力:株式会社クレッセント

● この記事、会社情報は2010年12月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。
● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。