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めざましテレビ×クレッセント

これまでにない朝の占いコーナー


フジテレビジョン クリエイティブ事業局CG事業部の冨士川祐輔氏

 

平日朝の情報番組で圧倒的な人気を誇るフジテレビの「めざましテレビ」。その中でも何気に毎日チェックしてしまうのが占いコーナーの「今日の占いカウントダウン」。各局とも朝の情報番組には必ずといっていいほどある占いコーナーだが、めざましテレビの「今日の占いカウントダウン」は一味違う。その映像が目新しいのだ。今回のリニューアルでもその「目新しさ」をコンセプトにめざましテレビのアナウンサーたちが世界中の色々な場所(それも通常ではありえないビルの屋上や山の頂上など)に現れるという作品が制作された。オンエアを見てもらえば、ダイナミックな空撮の中で動き回るアナウンサーたちの映像が単なる実写合成ではないことがすぐに分かると思う。そんな「何か新しくてちょっとびっくりする映像を」というめざましテレビのプロデューサーからの要望に見事に応えたのがフジテレビジョン クリエイティブ事業局CG事業部の冨士川祐輔氏だ。

 

 

4DViewを使いこなすセンスとノウハウを発揮


boujouのオペレーション画面

4DView撮影風景

 

冨士川氏のアイデアを具現化した4DView


「昨年クレッセントさんに見学させていただいた際にいろいろなシステムを見せていただいたのですが、最も興味を引いたのが4DViewだったんです。ベースの映像に対して撮影したキャラクターを後からマッチムーヴできるというのは、これは新しい映像が撮れるなと」(冨士川氏)。冨士川氏はテレビドラマで香取慎吾主演の「西遊記」を担当していたがその時は香取慎吾自身を3DCG化して動かしていた。しかしそのための膨大な物理計算が「労多くして益が少なかった」という。無いと嘘っぽいがあっても目を見張るほどのことではなかった。ところが4DViewに出会ったことでそうした苦労も少なく、キャラクタアニメーションや、モブの生成が効率よくできるようになると感じたという。このように以前からどこかで“これは使えるな”と感じていた冨士川氏が今回の占いカウントダウンのリニューアルの要望にまさに適していると導入を決めたのだった。「ベースとなる映像はフッテージ素材と新撮によって本番撮影前にすべて用意し、boujouでのマッチムーブ作業を行いました。さらにクレッセントさんに協力していただき、事前に全カットについてスタンドインでテストすることで、目線やライティング等の確認、(4DViewの)得意なアングルや苦手な動きなどを検証しました。そのおかげで10人のアナウンサーの7シーン分撮影(のべ70人分の撮影)という大量のデータにも関わらず、短時間にあのようなクオリティの高い映像を仕上げることができたんです」(冨士川氏)フジテレビ内でも「どのように撮ったの?」という質問が冨士川氏に寄せられたという。

 

今後も様々なコンテンツ制作で使用していきたい


「4Dviewの得意な部分と不得手な部分が今回の撮影で良くわかりました。4DviewはFF迄は寄りきれないですが、リアルさを要求される映画やドラマで、ちょっとルーズ目なショットでは威力を発揮すると思います。今後は、実写と、4Dview、そしてMassiveなど遠近でレイヤ分けをして合成するモブシーンなどにも挑んでいけたらと思います。」(冨士川氏)。エキストラを必要最低限に抑えられるのもトータルコスト削減につながるのではないかと冨士川氏は考えている。クレッセントの全面協力の元、4DViewのノウハウを蓄積した冨士川氏から今後もいろいろな斬新なコンテンツが生み出されるだろう。

 
冨士川祐輔氏
略歴
1989年4月 東京工業大学 工学部電気電子工学科・卒業
1995年3月 同 物理情報工学専攻・修士課程修了
1995年4月 フジテレビ入社
ドラマを中心にVFX、タイトルバックなどを手掛ける。主な作品として「不毛地帯」「西遊記」「コード・ブルー」など。VFX以外にも、ドラマ、アニメなどの演出も手掛けている。

 

 

取材協力:株式会社クレッセント

● この記事、会社情報は2011年5月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。
● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。