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日本電子専門学校×クレッセント

~モーションキャプチャ市場の人材育成でコラボレーション~

ニーズの高まっているモーションキャプチャのスペシャリストの育成、輩出プロジェクト

 

 

今回、取材にご協力頂いた同校副校長 生山浩氏と同校高度コンピュータグラフィックス科 浦正樹氏

 

 

一般的な就職難に反比例して急速に高まる求人


本シリーズでも既にご紹介した日本電子専門学校がこの度、新たな試みとして、この6月30日から7月22日までの毎週木、金曜日、全8回にわたり“モーションキャプチャ実践講座”を実施した。“講座”というと授業のカリキュラムの一環と思われがちだが、その内容は日本初ともいうべき、“モーションキャプチャ”を実践的に使える人材を育てるための本格的な教育プログラムである。モーションキャプチャシステム、ツールを国内で販売するクレッセントを通じて“とにかく人材が足りない”という声を受けて同校が本腰を入れてきた。「2004年に(クレッセントから)Viconを導入した時から、こうしたツールを扱える人材がとにかく不足しているとは言われていたんです。もちろん大手のモーションキャプチャスタジオさんには専任のスペシャリストはいるのですがその数も限られているしフリーは殆ど皆無。以前より(こうした専門講座を)実施したいとは考えていたのですが私どもも含め学校は集合教育が中心で少人数のゼミ形式での実施は難しかったんです。そこでモーションキャプチャスタジオさんへのアルバイトやインターンシップなどに依存していたのですが、実際に大手のプロダクションさんやゲーム会社さんから求人を頂き、逆にそうしたプロの専門の会社から講師をお招きして特別講座を実施しているうちに、これは業界への人材輩出をもっと強く打ち出していかなければならないと思ったのです」(同校副校長 生山浩氏)。実際に企業の見学が後をたたず、すでに5社の見学があり、今回の講座の受講学生の採用に手をあげている企業もすでにあるという。

 

 

 

キャラクターに命を吹き込むモーションキャプチャデザイナー


古くて新しい技術と言われるモーションキャプチャ。ハリウッド主導で映画、ゲームなどで使われてきた技術でこれまでは導入コストが高く、予算が潤沢なコンテンツ企画以外は高嶺の花だった。しかしここへきて、その高嶺の花だった技術がViconのシステムに見られるようにコスト的にもこなれてきて導入されやすくなってきた。

 

 

今ではアニメ、ゲーム、ミュージッククリップなど様々なシーンで汎用的に使われ始めてきている。同時に、海外では、パフォーマンスキャプチャと呼ばれる大規模なシステムで詳細なデータを撮影する手法や、バーチャルカメラと言った、あらたなプレビズ手法がモーションキャプチャ回りで導入されており、国内でのこうした手法の確立が急がれる。このようなハード、ソフト、システムの急激な普及に追いつかなくなってきているのがそれらを扱う“人”なのである。モーションキャプチャのスペシャリストはテクニカルエンジニアとそれを包括したモーションデザイナーともいうべき人材。モデリングされたCGキャラクターにモーションをおこして撮ったものをゲーム、映画、アニメなどそれぞれの用途に加工する、いわばキャラクターに命を吹き込む全般を扱う重要な役務である。しかし学生の立場からすると、その存在はこれまであまり認知されていないばかりか「モーションはMayaで手付でつけるものという認識」(生山氏)だったという。

「CGというとやはり3Dモデリングが楽しくて人気の花形業務。(モーションキャプチャは)そのキャラクターに動きをつけていく方法のひとつという感じで仕事的には花形業務ではない感覚だったと思います」(同校高度コンピュータグラフィックス科 浦正樹氏)。

浦氏はこのモーションキャプチャ実践講座の専任講師。生山氏が導入したViconを独学でマスターし以前より高度コンピュータグラフィックス科のカリキュラムの一つとしては教えていた。ようやく理想的な希望者だけを集めた講座を実施するに際し、「学生の目の色が違いますね。やはりこれまでわが校にも臨時講師として大手の専門企業様からいらしていただいたり、そうした企業に就職していくのが実現していく様子から本当にこの技術(モーションキャプチャ)のスペシャリストが求められているんだと肌で感じてきているのかもしれません」(浦氏)。

 

“モノ”を提供するクレッセントと“ヒト”を輩出していく日本電子専門学校のコラボレーション、そしてプロダクションやゲーム会社と連携して提供されるソリューションはまさに業界全体が求めていると言っても過言ではないのだ。

 

学校法人電子学園 日本電子専門学校
〒169-8522
東京都新宿区百人町1-25-4
TEL.03-3363-7761(代表)
http://www.jec.ac.jp/

 

 

取材協力:株式会社クレッセント

● この記事、会社情報は2011年7月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。
● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。