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Company 3、DaVinci Resolve で 映画「アンダーワールド覚醒」を3D 処理、カラーグレーディング

Blackmagic Design はこのほど、Company 3 が、「アンダーワールド 覚醒」のカラーグレーディングにコントロールサーフェス付きDaVinci Rresolve を使用したことを発表した。

Screen Gems、Lakeshore Entertainment、そしてSketch Film による共同製作である同作は、2D、3D、IMAX 3D 版で公開される。「アンダーワールド 覚醒」は、バンパイアをモチーフとし、驚異的なビジュアルで大ヒットした「アンダーワールド」シリーズの最新作である。(監督:Mårlind、Stein、撮影:Scott Kevan、キャラクターデザイン:Kevin Grevioux、Len Wiseman、Danny McBride、ストーリー:Len Wiseman、John Hlavin、脚本:Len Wiseman、John Hlavin、J. Michael Stracynski、Alison Burnett)Company 3 のサンタモニカスタジオに在籍するシニアカラリスト、Siggy Ferstl 氏は、製作サイドと緊密に協力し、シリーズ最新作である「アンダーワールド 覚醒」に新たなルックを提供した。同シリーズは、無機質で陰鬱な冷たい印象であっ たが、「覚醒」はこれまでとは少々異なるルックになっている。「同作はシリーズ初の3D 作品ということもあり、私たちクリエイティブチームは、大胆な新しいルックを実現したいと考えていました」とFerstl 氏は語る。「もちろん、同作はアンダーワールドシリーズですから、ストーリーの大部分は暗闇の中で展開されますし、キャラクターの衣装も黒をベースとしたものがほとんどです。そこで、展開の速いアクションシーンでも、視聴者が人間、バンパイア、ライカン(狼男)の区別を付けられるよう、色を活用しました。」

映画カメラマン、Scott Kevan 氏により撮影されたオリジナルの素材は、「リッチで深い黒が多く含まれていました」とFerstl 氏は振り返る。「暗部の情報量は、カラーグレーディング作業にも十分でした。暗部でこれほどいろいろ調整が可能なのは素晴らしいことです。これらの調整には、Resolve が活躍しました。」 Ferstl 氏はさらに続ける。「これは、ステレオスコピック映像では特に重要です。現在の3D 投影技術では、2D で可能だった白の明るさを出すことができません。つまり、スクリーン上でコントラストを強調したい場合、陰影の部分で実現しなければならないのです。」

Ferstl氏は、「アンダーワールド 覚醒」でResolveのパラレルノード機能をフルに活用し、色を細かく追い込んで、狙い通りのルックを作りだした。「全体的に冷たく陰鬱なルックをスクリーンに出した場合、もちろん温かいトーンは損なわれます。例えば血のようなリッチな赤は失われてしまいます。しかし、パラレルノード機能を使えば、1ノードでシーンに冷たいルックを適用しても、適用前のノードから特定の情報だけを戻すことができます。この方法だと、全体的に陰鬱なルックを適用しても、血の部分だけは適用前のリッチな赤を残しておくということが可能なのです。」

Resolve のステレオスコピック3D ハードウェアは、グレーディング処理においても大きな役割を果たした。「3D で撮影されたすべての映像は、両目の映像のアラインメントに多かれ少なかれ問題があり、3D 効果に影響を及ぼします。これまでこの問題はビジュアルエフェクトのスタジオで修正していました。しかし、私は 調整が必要なすべてのショットにResolve の自動アラインメント機能を使用しました。これは非常にうまく機能し、DI プロセスの効率が著しく向上しました。」

「カラーグレーディングの観点で、『アンダーワールド 覚醒』は非常にやりがいのあるプロジェクトでした。Resolve を使ってこの作品を手がけられて、本当によかったです」と、Ferstl 氏は結んだ。