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ピクチャーエレメント×クレッセント

〜クリエイターの希望をかなえる環境(早稲田/東宝芸術科学センター)〜

早稲田大学と東宝が共同で運営し、ピクチャーエレメントが管理する芸術科学センター


東京都世田谷区成城にある東宝スタジオ。その広大な施設の一角を担うのが芸術科学センターだ。同施設は早稲田大学と東宝の産学協同コラボレーションによる研究施設でもあり、デジタルシネマに携わるクリエイターにとっては交通の便の良い都内一等地でしかもその一か所で制作ワークフローが完結できる理想の施設である。元は埼玉県本庄市にあった早稲田大学芸術科学センターが東宝との提携によって移転し更に使いやすく進化した。RED、GREEN、BLUEという三つのスタジオを備え、このいずれかで編集・合成・グレーディング作業を自由に切り替えて同時に行える。VFX関連の保有機材ではクレッセントの主力商品(Vicon、Massive、3Delight)が使われている。

 
REDスタジオ


GREENスタジオ


BLUEスタジオ

デジタルシネマの「ハブ」としての施設


ただ場所や設備が良いだけではなく、管理・オペレーションでは今年公開の「のぼうの城」や「ステキな金縛り」「アンダルシア 女神の報復」などの邦画制作で著名なテクニカルプロデューサー大屋哲男氏が代表として率いる株式会社ピクチャーエレメントがその任にあたっている。大屋氏は篠田正弘監督の「スパイゾルゲ」(2003年公開)のVFXプロデューサーとして当時本庄市にあった同センターを最初に利用し、以降利用者だけにとどまらず早稲田大学教授で映画監督でもある安藤紘平氏の研究室で客員研究員として深く関わり、昨年末からの移設あたって指揮をとってきた。その大屋氏に本センターの素晴らしさを語ってもらった。「プレグレーディングをしてVFXチームに渡せる。ブルーバック、グリーンバックだったら抜きやすいグレードと本来こういう色で仕上げたいという二種類のデータを出すことができます。結果にしようとしている色がわかる、というのは非常にありがたいと思います。スタジオ全てがDCI規格になっておりますので、上映時の正しい色で事前に作業できるというのは強みだと思います。通常ポスプロではグレーディングの部屋じゃないとスクリーニングしてDCIになっているというのは殆どないんです。こちらではグレーディングする部屋でもインフェルノ、フレームが立ち上がるし、PC持ってくればそのまま画を出せる環境ですので、編集部、撮影部、合成部それぞれ自分たちの使い方でスクリーンを見ることができるんです。例えば合成チェックの時でも、修正指示をその場で見せることができます。通常ポスプロでの合成チェックとなると修正が必要な場合、持ち帰って来週持ってきますというタイムラグが生じますが、それを大幅に減らすことが出来ます。連携ということでは音の方でもダビング中に”画が完成したらしいぞ、じゃあ送ってくれという風に最新のグレーディングの画を見ながらダビングできたり、グレーディングの方でも(音の)効果ちゃんとついたらしいよと、じゃあ最新の音を貼って画の確認しようとなり例えばこんなに大きな音をつけるんだったら爆発ももうちょっと派手にしようみたいな、そういう臨機応変な対応ができるんです」。

 

● この記事、会社情報は2012年2月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。
● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。