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大阪電気通信大学・デジタルメディアラボ×クレッセント

 

JIAMSモーションキャプチャースタジオが、
このほど主要設備を新しくリニューアルオープン

大阪電気通信大学四條畷キャンパスにある先端マルチメディア合同研究所(Joint Institute for Advanced Multimedia Studies=英語略称JIAMS、通称ジェイムス)は同大学の産学連携の中心的な施設。
「学」の設備を、「産」から派遣されたプロのオペレータが管理・運営することで、外部から「プロの仕事」を誘致でき、なおかつそのコンテンツ作成の現場に学生がスタッフとして参加することで、学生にとっても学内OJT(On the Job Training)として「生きた教育」の目的も達成できるという。
JIAMSの設備にはモーションキャプチャースタジオ、CGスタジオ、映像編集スタジオ、音像編集スタジオ、サテライトスタジオ、写真スタジオ、造形スタジオ、インキュベーションセンター、多目的ホールなどがあり、同大学の主に総合情報学部(デジタルアート・アニメーション学科、デジタルゲーム学科、メディアコンピュータシステム学科)と医療福祉工学部が研究に取り組んでいる。
「産」としてこの中でモーションキャプチャースタジオの運営を担っている株式会社デジタル・メディア・ラボクリエイティブルーム関西室長の谷川佳隆氏と同部でモーションキャプチャーを担当する今泉陽夫氏、内田崇裕氏にお話しを伺った。

 

スムーズでとてもいい産学連携


JIAMSのスタートは8年前。映像や音楽、CGのスタジオならわかるがその時点でモーションキャプチャースタジオをオープンしようとなったのはどのような経緯なのだろうか?
「モーションキャプチャーは弊社では古くから手掛けておりまして産学連携での運営実績もありました。当時、VRスタジオとして計画されていた場所を、寺山先生(現、デジタルアート・アニメーション学科教授)と企画し、弊社との産学連携で最も効果的だと思えた、モーションキャプチャースタジオとして提案させていただきました。ちょうどその頃にViconの代理店にクレッセントさんが担当されるということになり、以来、収録時のサポートなんかもして頂いたりして、お世話になり続けています。」。
異なる立場の人間が関わってくるのが産学共同プロジェクト。障壁はなかったのだろうか?
「確かに産学連携となると通常はスピーディに運ばないことが多いのですが、大阪電気通信大学に関してはJIAMS所長でもある福田國彌理事長(同学理事長)のご理解もがあり、ここ(モーションキャプチャースタジオ)に関しては運営まで弊社に任せていただいたので、申請、承認のタイムラグなく、またここを利用される方ともスムーズなワークフローを構築できています」(谷川氏)。
「おかげさまで、ゲーム会社を始め、映像制作会社、大学の研究室、メーカーの商品開発機関などからの様々なご要望に応えております」(今泉氏)。


大阪電気通信大学の学生スタッフとデジタルメディアラボの皆さん

 

今回一新されたモーションキャプチャーシステムの主な特徴は、


1.精度の向上とエリアの拡張
カメラのセンサー解像度が1600万画素へグレードアップし、更に広角レンズを使用しております。これによりマーカーサイズを小さくすることが可能となっただけでなく、これまでのシステムと同じカメラ台数で、更に広いエリアで、更に高精度の撮影を実現しました。
2.自由度の高い撮影
システム更新に伴い、素早いカメラセッティングの変更が可能となりました。カメラセッティングとマーカーサイズを変えることで、近年要望の高いフェイシャルキャプチャー撮影も可能です。
3.迅速・正確なリアルタイムプレビュー
カメラ・システムの性能向上に伴い、次世代ソフトウェアBladeを導入することで、MotionBuilderとの迅速・正確なリアルタイムプレビューが可能です。また、撮影しおえたデータのプレビューも即座に実行・確認出来ます。
4.オフラインデータ処理時間を短縮
データ精度の向上に加え、ScriptベースのBladeソフトウェアへアップデートしたことにより、柔軟且つ強力なデータ編集が可能になりました。(今泉氏)

 

学生には実学、利用者からすれば優秀な人材を確保できるという、産学連携ならではのシナジー効果


学生をスタッフとして実際のプロの仕事で参加しているというここでは、学生が実際にキャリアを積めるだけでなく、就活としての相乗効果も生み出しているという。
「(学生は)最初はもちろん何も使えないんですがこちらでやっていくうちに人にもよりますが大体二年くらいで一応の仕事をこなせるくらいになってくるんですね。利用者が学生スタッフの仕事ぶりを間近に見てそのまま求人というケースも結構多いです。モーションキャプチャー技術に関して、これほど充実した即戦力教育を継続している大学は少ないと思います。」(谷川氏)。
実務の仕事だけでなく社会人としての常識、礼儀なども指導され顧客からは学生スタッフをほめられることも少なくないようだ。レベルを上げていくためのカリキュラムは今泉氏が担当して行っている。正にゼミのようである。

 

今後の抱負


「今回VRカメラを新たに導入しました。これまでのモーションキャプチャーでいうポスト処理からシーンデモまでの流れで行くと、ツールへの流し込み作業までがスタジオということはこれまでもこれからも変わらない、あとのシーンデモ作成はデジタルメディアラボでも請けて作ったりしますが、そのシーンデモを作るためにVRカメラが使えれば、収録時にリアルタイムでシーンが作り込んでいけるんでそれが可能になればいいかなという思いです。」(谷川氏)

 

「普通の収録だけではなく、フェイシャルやクリーチャーといったものから、大学との連携も生かしつつ様々な特殊収録ができるような差別化を図っていけるようにしていかなくてはと思っています」(今泉氏)。


関西最大級の広さを誇るモーションキャプチャスタジオ


写真左から内田さん、谷川さん、今泉さん

 

 

 
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● この記事、会社情報は2012年5月の取材構成を基に構成されています。
その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。
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