Skip to Content

映広が池上通信機のGFCAM導入

 

~ドラマの制作で国内初となる運用~

株式会社 映広(東京都・千代田区)はこのたび、池上通信機株式会社のテープレスカムコーダー「GFCAM」を導入し、運用を開始した。

 
 導入後、初の運用となったのは 1 月 30 日(金)からスタートした WOWOW のミッドナイト☆ドラマ「超人ウタダ」の収録現場での撮影である。ドラマの制作として GFCAM で収録されるのは国内初。今回、同社の技術本部 プリプロ部チーフエンジニア 山形 充氏、技術本部 副本部長 ノンリニアオンラインクリエイター 来栖和成氏の両氏に導入のきっかけや導入後の運用状況、ノンリニアシステムとの連携や今後の展望についてお話を伺うことができた。

GFCAM 導入のきっかけを教えて下さい。

山形氏:「業界の動向としてテープレスの方向に向かっていますので、一年くらい前からテープレスシステムの導入は検討しておりました。GFCAM を選定した理由としましては、池上さんと長年いいお付き合いさせて頂きまして、こちらからのリクエストにもきめ細かく応えて頂いておりますし、テスト撮影等もさせて頂いたことなどからでした。また、この GFCAM は対コストパフォーマンスにも優れていると思います。そういった経緯でテープレスカメラを導入しようと考えておりましたので、GFCAM 以前に Editcam でテスト撮影をさせていただいたりしました。その(Editcam)時は、社内の体制などがテープレスシステムにまだ対応する体制ではなかったので、導入には至りませんでしたが、今回は来栖の担当しておりますノンリニアの部署で機材を更新したということもあり、導入となりました。画質につきましても HDK-79EX の画質と同等の綺麗な画が撮影できるという部分も魅力でした」

テープレスシステムを導入することのメリットをお聞かせ下さい

来栖氏:「ノンリニアにとっては、当然のことながらデジタイズの作業が不要ということが大きいですね。すぐに編集にかかることができますし。今回の GFCAM 導入につきましては、弊社のオフラインシステムが Avid Unity 一式更新しまして、 Avid Media Composer Nitris DX で運用を開始したというところも要因としてはあります。Avidで新しいメディアを相手にできたら、というのがありました」
 
 
山形氏「これは GFCAM に限ったことではありませんが、テープレスですと現場で瞬時に画が出せるということがいいですね。また、当然のことながら巻き戻しも必要ありませんし、サムネイルで確認できたりするのも運用する上でのメリットですね」

今後の展開を教えて下さい。

山形氏「GFCAM の運用もしていきたいと思っておりますが、カムコーダーはなかなか一斉導入とまではいきませんので、カムコーダーだけではなくレコーダーの部分だけメモリーのものに変えていったりだとか、そういったことも検討していきたいと考えています」

 

来栖氏「現状では、基本的には、納品はテープなんです。まだその方がありがたいと言われますので。そういうことでテープレスメディアに全てを移行できないということもあります。最終的に完パケだけの納品だといいのですが、なかなかそうばかりではありませんので。納品時に一度、テープに落とすということはディスクのバックアップということもありますので、手間はかかりますが、安心できるという部分もありますね。メディア一つですぐに消して使うというのは正直まだ怖い部分はあります。気持ちの部分なのでしょうが。ただ、これからどんどん変っていくと思います。民生機がテープレスメディアに置き換わってきていますので、こちら(放送・業務用)も移行が進んで行くと思います。作業自体は確実にテープより早くなりますし」 

(左:来栖氏、右:山形氏)

本日はありがとうございました。