S3D映像の幅を拡げる3D対応カムコーダー
2009 NAB SHOWにおいて、頑丈な3Dリグを用いたステレオスコピック3D撮影が再脚光を浴び始めてから2年。S3D関連の取り組みは、毎年進化し続けてきている。昨年は、3Dリグの小型化や編集作業の改善に力を入れた取り組みが見られた。
そして、3D対応ハイビジョンテレビが量販されるようになった今年。より多くのコンテンツが求められる時代になって、S3D撮影部分に再度焦点が当たった形となった。多くのコンテンツを誰もが撮影できるようになるためには、より手軽に撮影できるようにする必要が生じた。さらに、映画だけでなく、スポーツイベント中継や企業映像などコンテンツの幅を拡げるためには、リグを使わずに機動性を生かした撮影ができることも求められた。