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11月 2009

導入事例:株式会社モズー(その7)

  竹原氏はMoCAPにMotionBuilderのリアルタイム機能を組み合わせVJイベントで、シンガーの声に反応してリアルタイムに変化する映像を上映するなど、留まることなくモーションを核にして様々な展開を独自で行なっている。

 本来であれば、このようなユニークな展開やクオリティを求め独自のデバイス開発まで行なうユーザはメーカにとっても非常に参考になる意見を持っており、交流を求めることが多い。

 しかしながら、現在はAutodesk1社が3DCGを含めて映像アプリケーションを寡占している状況となると、ユーザの方向性は見ずに大手ディーラとのビジネス交渉という短期間の利益成果に走っているように感じる。

 さらに、海外と日本では制作環境の違いも大きく、その差を吸収するために以前ではユーザとの交流がなされ意見を集めて製品に反映するという活動も行なわれてきたが、それも今では御座なりになっている状況は否めない。

 

 今回取材したMoCAPは大よそ15年でここまで認知され、制作に活用されるようになった。

 PCやソフトウェア開発の技術は今ではかなり効率化されているため、10年もあれば新しい制作フローやツールが生み出されていてもおかしくはない。

導入事例:株式会社モズー(その6)

 モズー次なる挑戦

 モズーは日本におけるMoCAPの黎明期からCGアニメーション制作のクオリティを高めるため、エバンジェリストとして認知活動を行なってきた。そして、現在ではCGアニメーションを制作する際に必要要素として取り上げられるツールにまで広がり、多くの作品で使われている。

 そして今、さらなるクオリティ向上を目指しMassiveを早くから導入し、これもまた順調に実績と成果を積み上げているが、次なる挑戦として、フェイシャルや指のキャプチャに取り組んでいるが、その可能性について竹原氏はこう指摘する。

 

導入事例:株式会社モズー(その5)

 Massiveを使ったコラボレーションワーク 〜 NHK大河ドラマ「天地人」〜

 モズーMassiveを使った制作実績を積み上げていく中で、NHK大河ドラマ「天地人」の群集シーンのいくつかを株式会社 オー・エル・エム・デジタル(以下 OLM)とコラボレーション制作を行う事と成った。ドラマという時間の制約が厳しい中で、MoCAPと群集への適用についてスタジオを持つモズーが参加することで効率化され、クオリティを上げ続けられる大きな要因となるためだ。

 

導入事例:株式会社モズー(その4)

Massiveによる群集アニメーション制作〜長尾 慎二郎氏〜

 最近記事でも取り上げられる機会が多くなったMassiveだが、モズーでも早い段階からこのアプリケーションを取り入れ制作を行っていた。Massiveといえば、CGで群集シーンを作成するアプリケーションだが、群集の動きの設定にはかなりのテクニックを必要とされる。その理由は単純で、多くの人が俯瞰で群集の動きをリアルに見たことがないためだ。記憶にある群集の動きはハリウッド映画であり、その動かし方のノウハウを知る人は当然少ない。

 しかし、モズーには前述したように、MoCAPを通じ多くのアニメーション設定のノウハウがあり、その蓄積された技術と知識は群衆の動きというモーションデザインにも反映することが可能だ。

導入事例:株式会社モズー(その3)

 
 

 

(左)マーカを50箇所以上に設定した馬の状態。汗で取れないように強力な両面テープをつけているが、このようなアイデアを実行できるのも、経験から生まれている。
(右)世界にこれしかないという馬の解剖図。事前セットアップではこの資料が唯一の頼りであった。