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Vol.001 SONY新製品アナログワイヤレスマイクシステム「URX-S03D & UTX-B03HR」 を検証


左:URX-S03D(受信機)/右:UTX-B03HR(送信機)

この春、SONYより新しいワイヤレスマイクシステムがリリースされた。SONY URX-S03D(受信機)とUTX-B03HR(送信機)である。同機はアナログ B帯のワイヤレスシステムに対応し、受信機のURX-S03Dはカムコーダへのスロットイン型で、2波同時受信が可能。送信機のUTX-B03HR は SMC9-4S(凹)コネクタ、いわゆるヒロセの4pinコネクタを採用しており、ECM-77BCなどの音質に定評のあるエレクトリックコンデンサーマイクを使用できる。

また、受信機のURX-S03D は別売のワイヤレスアダプター DWA-F01Dと組み合わせることでポータブルワイヤレスレシーバーとしての運用が可能。URX-S03DはDSPからのデジタル出力を可能にしているため、 DAW-F01D の AES/EBU出力も有効になる。

スロットイン運用時はXDCAMと組み合わせた場合は、本機のDSPから直接デジタル信号で接続。2チャンネルパラ収録が可能。HDCAMとの組み合わせの場合はアナログ信号による接続で、1チャンネル収録となり2波をミックスダウンする。

価格は、URX-S03D が定価189,000円(税別)、UTX-B03HR が定価55,000円(税別)と低価格であり、ラベリアマイクは別売りではあるが、実売30万円前後で2波受信環境を構築できるのは魅力的だ。

仕様や機能をみると同社の業務用ワイヤレスマイクロホンパッケージである UWP-D11 をベースにしているようで共通点は多い。だが、UWP-D11がSONYの製品群では「一般業務用」にラインナップされているのに対し、URX-S03D+UTX-B03HRは「放送業務用」にカテゴリされ、オーディオ回路をはじめその実は別物として仕上がっているようである。

各機能の説明はSONYの製品紹介ページに任せるとして、このレポートではフィールド使用を想定した電波の飛距離テストや音質チェック、さらに既存機や他社ワイヤレスシステムとの連携・相性なども検証していく(2016年4月号)。