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ブラックマジックデザインの「URSA Mini Pro」と「DaVinci Resolve Micro Panel」、「DaVinci Resolve Mini Panel」

先日、ブラックマジックデザインから発表された「URSA Mini Pro」と「DaVinci Resolve Panels」。発表に際しては、CEOのGrant Petty氏が自らプレスコンファレンスをYouTubeでおこなうほどであった。「Blackmagic Designは、高品質ビデオ機器をアフォーダブル価格にすることに尽力してきました。これにより、ポストプロダクションやテレビ業界が真にクリエイティブな業界となることを願って止みません」とは同CEOの言葉だが、発表された新製品もそんな企業理念を踏襲するかのような個人クリエイターでも手の届くレンジの製品だ。今回、同社テクニカルセールス&マーケティング プロダクトスペシャリスト 北山壮平氏にお話を伺うことができた(以下カギカッコは同氏)。

■URSA Mini Pro
URSA Mini Proは同社のURSA Mini 4.6KのDNAを受け継ぐプロ仕様のデジタルフィルムカメラ。今回の製品化にあたっては、世界中の「URSA Mini 4.6K」のユーザーから多くのフィードバックが収集され、開発に活かされたという。

「URSA Mini 4.6Kの時はその生い立ちとしてシネマカメラという背景があるので、“セットアップして撮る”というところから即時性という観点から見ると、あまり向いていない面もありました。対して、今回のURSA Mini Proでは、ISOやシャッター、ホワイトバラスト、ハイフレームレートなどがダイレクトにオペレートできる点が挙げられます。また、大きなポイントとして挙げられるのが、これまで偏光フィルターや角形フィルター等が必要だったのですが、今回はボディ内にNDフィルターを収めております」

URSA Mini Proは基本的にワンマンオペレーションを前提として設計されている。そして、デジタルフィルム、放送、ライブプロダクションといった3分野のどれにも適した運用ができるように設計されており「3種類のカメラを1台に搭載」という概念で設計されている。

「URSA Mini Proは、第一にシネマカメラであるということ、それはなぜかというとイメージのレゾリューションがハリウッドで使用されているシネマカメラと同等レベルであるということ、そしてまた12G-SDIでライブカメラとしても運用可能であるということ、そしてニュース取材といったブロードキャストでの運用、担いだ時に顔の前面で常にコントロールができる被写体に合わせて追尾できるような設計になっております」

URSA Mini ProはEF、PL、B4レンズと互換性(EFマウントが同梱、PL、B4のレンズマウントはオプションで別途購入)があり、ほぼすべてのプロ仕様レンズを使用可能な設計となっている。


B4マウント(左)、PLマウント(右)

「今発売されているカメラの中では最もと言っても過言でない柔軟性の高いカメラだと思っております。なぜこのようなカメラを造ったかといいますと、『機材の価格によって、クリエイティビティを阻害したくない』というところががあります。また、なぜここまでの冗長性を持たせたかと言いますと、最初EFマウントで仕事をしてきた人でも、その後レンズのクオリティを高いものに移りたくなるという時期があると思うのです。そうした時にPLマウントでとなったときにカメラを買い換えるということではなく、このカメラでしたらマウントを取り替えることで新しいフィールドに挑戦できます。トータルではランニングコストを抑えられることになります。ユーザー様にはこちらのカメラを購入して頂ければ長くお付き合いしていただけるのではないかと自負しております」

メディアについては、以前はC-fastのみだったが、C-fastおよびSDカードメディアを使用可能となった。起動時間も従来の10秒から5秒に短縮された。

その他、新製品の細かな仕様や特長については、こちら

■DaVinci Resolve Micro Panel、DaVinci Resolve Mini Panel
「これまでDaVinci Resolve Advanced Panelのような大きなパネルはありましたが、そもそも今回の商品の開発背景として、お客様の声として『小さいパネルが欲しい』というのがありました。弊社がResolveを無料化するなど、グレーディングが一般化し、従来ではポスプロでしかなしえなかったことが身近でできるようになりました。また、昨年より編集機能を充実させて、グレーディングしながら編集というのが普通になってきました。そんな中でやはりコンパクトにオペレートできるものをというお客様の声が多くなってきました。バジェットは小さいがクオリティは高くという志のクリエイターさんが増えてきたのだと思います」 


DaVinci Resolve Micro Panel

DaVinci Resolveはソフトウェアツールとしてのみでももちろん使用することは可能であるが、今回のパネルを使用することによって、ユーザービリティの向上につながり、創り手の創造性は広がっていく。DaVinci Resolve Micro Panelは小型ながらもシンプルで可搬性に優れており、その値段も魅力だ。筐体も値段はリーズナブルであっても堅牢性に優れ、ユーザーによるメンテナンスも簡単にできるようになっている。個人のエディターやカラリストに向けた製品となっている。DaVinci Resolve Mini Panelは2つのLCDスクリーンで選択しているツールのメニュー、コントロール、パラメーター設定を表示することができ、専用のアクセスボタンを使えば特定のDaVinci機能のメニューに直接進むことができる。こちらの製品は頻繁に編集とカラーグレーディング作業の両方をおこなうエディターやカラリストに最適な背品。


DaVinci Resolve Mini Panel

その他、新製品の細かな仕様や特長については、こちら